気持ちよさそうな斜面のシュプールですが、2003年4月の大雪崩の発生場所です。
シュプールの数がけっこうあるので、”度胸ある人がたくさんいるな〜”と唸ってしまいました。
筆者は以前から、この大雪崩の中央部分を滑ったことはありませんでした。
理由として
・沢筋の急斜面であること。(沢筋+急斜面→雪崩があるかも?というイメージ)
・厳冬期にその沢筋で表層雪崩のデブリ(かなり上部から概ね1000〜1050m付近まで流れていた)を目撃した。
ということで、”何となく気持ち悪い”ので避けていました。(今後もその予定です。)
(表層雪崩と全層雪崩は時期も現象も違いがあるのですが、表層雪崩のデブリを”その場所で見た”ことによる印象が大きいのかもしれません。)
再度雪崩れるとは限りませんが、滑る人は危険性を十分認識して滑った方がいいと思います。
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2004/4/15
例年のことですが、亀裂が始まっていました。(上部の北東稜線の南東斜面側)
猿倉岳頂上付近に気象観測機器(風向風速計等)が設置され、3方に支線が張られていました。
一般に使われている登下降ルートに設置されていますので、スキー滑降の際(特に視界の悪いとき)
に、首・身体に引っかけないないように気をつける必要があります。