2003/7/28                                   戻る
猿倉温泉→間道→赤倉岳→乗鞍岳→黄瀬沼→猿倉温泉

 南八甲田登山道問題を考える材料にと思い、登山道を中心に撮ってみました。
しかし、藪道は何がなんだかよくわからない写真になってしまいました。

 間道は1/25000地図にも載っていません。(一般ルートではないです。)


1.猿倉温泉→間道入口

2.間道

3.間道出口→赤倉岳

4.赤倉岳→乗鞍岳

5.乗鞍岳→黄瀬沼→猿倉温泉




歩いてみての感想
・乗鞍岳の急登部までは、眺望はほとんどありません(樹間から時々見えることはありますが)。

・赤倉岳北側の尾根にはい上がるまでは、三方を山に囲まれた樹林のため、風通しも良くないです。

・その他の部分を含め、全体的に眺望の少ないルートです。
 (今回コースで眺めのいいところは、乗鞍岳上部・黄瀬沼・旧道のごく一部だけでした。)
 
・間道は赤テープが目印になりますが、基本的に地図とコンパスと地形でルートを確認しましょう。
 進路がわからない場合、熟練者以外は先に進むのはやめた方がいいと思います。
  (迷って沢筋に入るので危険です。また、テープあるいは踏み跡が必ずしも正しいとは限りません。
  また、ここで書いたことにも誤りがあるかもしれません。山での行動は自己責任ですので、〜念のため。)
 また、流水跡を利用しているので、滑りやすく、急な部分もあります。一般道とは違い要注意です。

・湿原、湿地帯、平坦な道のたまり水や流水箇所では、かなりグジャグジャのところもあります。
 (黄瀬沼のほとりの木道の無い箇所では、くるぶしまではまり、靴があやうく水没?するところでした。)

・今回は気温も比較的高く、炎天下のため、乗鞍岳の藪漕ぎ的登りには、けっこう体力を使いました。

・背丈以上の笹竹(根曲竹)が多い場所もけっこうあります。

・沢、沼の水を飲まないのであれば、水場はほとんどないので夏場はたくさん持参する必要があります。
 (筆者は持参1.5L+缶ビール0.35L+沼の水0.2L+湧き水0.3L程度を消費)

・旧車道には部分的にロープが張られて、刈払い部分(登山道問題にもなっている)を通行させないように
 誘導しているようです。が、誘導先の道は、えぐれた流水溝・たまり水・流水溝の上に草木が覆っている等、
 安全な道とは言い難い(滑って怪我をする等)です。
  筆者は、身の安全を考え、刈払い跡を利用させてもらいました。

・木道のない湿原は多くの人が歩けばすぐに植生が破壊されると思います。そう長い延長ではないので、木道の
 整備が望ましいと思います。(特に黄瀬沼の南側は比較的多く踏まれている感じであった。)

・一日歩いて、人一人にも会わなかった(究極の静かな山・・・)。

・黄瀬沼は気持ちのいいところでした。(普通に旧車道経由で行くのが、断然歩きやすいです。)


・参考コースタイム(2003/7/下旬)
 猿倉温泉10:15→10:45間道入口→11:00矢櫃沢→11:10硫黄臭枝沢→11:15赤沼赤倉コース合流点
 →12:00赤倉岳→12:40乗鞍岳直下湿原→13:20乗鞍岳→14:40黄瀬沼15:40→16:30旧道分岐
 →17:40矢櫃橋→18:40猿倉温泉(ほとんど日没)

・気象データ(酸ヶ湯アメダス)
  当日最高気温19.6℃
  前一週間降雨量(mm)
    21日= 0
    22日= 0
    23日= 0
    24日=21
    25日=13
    26日= 2
    27日= 0

    3〜4日前に少し雨が降ったような状況。


この日の登山道の独断的歩きやすさ評価
5段階評価で3が標準で、5が最高に歩きやすいとすると、

猿倉温泉→間道入口 =2〜3
間道           =1
間道出口→赤倉岳   =2
赤倉岳→乗鞍岳    =1〜2
 (乗鞍の藪漕的急登部=1) 〜刈払いしなければ根曲竹に覆われて廃道になるのでは?と感じました。
乗鞍岳→黄瀬沼    =2
黄瀬沼→旧車道分岐 =2

 

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