八甲田の雪崩 2005/3一部加筆 戻る
八甲田には雪崩が無いと、しばらく前は言われていたが、表層雪崩・全層雪崩とも発生している。 スキーツアー中に人身事故が発生した前岳は広報されているが、それ以外でも発生している。 雪崩の種類 雪崩ネットワーク 参考:岩木山を考える会(岩木山の雪崩注意マップあり) (1)雪崩の一例 北八甲田での事例 前岳の表層雪崩による遭難事故 (新聞報道) 高田大岳南東斜面の表層雪崩 (1980年代頃1〜3月 筆者デブリ目撃 沢筋をかなり長い距離の雪崩痕跡) 〃 〃 (2005/3 デーリー東北新聞報道) new 〃 〃 の全層雪崩 (2003新聞報道+筆者デブリ目撃) 〃 東斜面の 〃 (2003 聞いた話) 赤倉岳(北八甲田)の全層雪崩 (2003新聞報道+筆者デブリ目撃) 小岳の表層雪崩 (聞いた話) 地獄湯ノ沢の斜面の表層雪崩 (聞いた話) 南八甲田での事例 乗鞍岳東斜面の全層雪崩 (2000新聞報道+筆者デブリ目撃) 横岳・逆川岳稜線から横沼方面への雪崩 (2003 筆者デブリ目撃) その他個人的に危険そうに思えるところ 南八甲田赤倉岳 東斜面の急なところ その他急なところ(漠然ですが一応書いときます・・・。) 対策→雪と傾斜とある条件が重なると雪崩が発生する。 雪崩講習会等でこれらの学習と体験を行う。 (参考:大きな樹林帯は経験的に大きな雪崩は発生しないと言われている。) 過去に雪崩が発生した場所付近には、なるべく近づかない。 雪崩は基本的には、傾斜があれば、条件によりどこで発生してもおかしくない。 山岳ガイド(八甲田にはプロのガイドがいる温泉宿がある)主催ツアーに参加する、あるいは情報 を聞く等十分留意したい。 実際は雪崩れるくらいの傾斜が、スキーの快適な滑降斜面になるので、難しい判断だと思います。 (例えば、傾斜からみて櫛が峯の東斜面はおそらく冬場は部分的に表層雪崩は起きているでしょ うが、雪が締まった春は快適なスキーの滑降斜面になりますし。) (2)亀裂の一例 雪崩以外にも春先は、雪が斜面沿いにずり落ちるためか、斜面上部に雪の亀裂(幅が広く 深さ4〜5m以上となることもある)が発生することがある。 雪崩の発生ポイントになる可能性とともに、視界不良時の転落事故に留意したい。 事例 猿倉岳頂上付近稜線の東側 その他、上記雪崩事例の急斜面上部 対策→前がよく見える状況で進む、滑る。視界不良時は、発生しそうなところには近づかない。 (3)雪庇 2003の高田大岳・赤倉岳雪崩は、過去に聞いたことがない雪崩である。 また、2003春は北八甲田、南八甲田とも大きな亀裂も多かった。 はっきりした原因は不明であるが、何かが例年とは違ったことでこれらの現象が発生した ことは間違いない。 どなたか、原因究明、もしくは推論してみて下さい。 **************************************** 上記の内容は、ことさら八甲田の危険をアピールするために記したものではなく、 **************************************** |