以下の赤線は、ハンディGPS(ガーミン)での軌跡の一事例です。 GPSはもともと誤差がありますし、樹木あるいは地形の影響で衛星を補足できない場合は、 さらに誤差が大きくなります。線が飛んでいるのは衛星を補足できなかったものです。 あくまで参考として眺めてください。(赤線の誤差は数十m〜数百mも?あるかもしれません。) ![]() 赤倉岳・井戸岳の鞍部からの下り始めは、急斜面です。 1521までの登りの上部は雪消えが早いので、1400m付近からは夏道沿いに登った方がよいと思います。 ![]() 標高1350、1300、1200m付近で赤線が尾根の北側に寄っているのは、2003年4月の赤倉岳雪崩地点の観察のためです。 (1350、1300付近の赤線は2003年4月の雪崩エリアの縁にあたりますので、近寄らない方がいいと思います。) ![]() 雪消えが始まると雪融けのジャブジャブの中を歩くことになりますので、3軒の売店付近の雪の状態を確認してから滑った方がいいと思います。 |
歩いてみての感想
・ピーク1326からスキー滑降、1521まではシールとつぼ足で登り、赤倉岳・井戸岳鞍部まではつぼ足で登り、
鞍部からは長い滑降となった。昼は風を避け眺めもある下降中途の1050m付近でとった。一日楽しめるコース
である。
・この日の山スキーでの実行動時間(休憩を除く)
ロープウエィ山頂駅 → 赤倉岳・井戸岳鞍部 約 1.5時間
赤倉岳・井戸岳鞍部 → 箒場岱 約 1 時間
・気象データ(酸ヶ湯アメダス)
4/10 最高気温 11.0℃ 最低気温 −1.8℃
その他
・1521付近からは強風であった。下で風がなくても稜線ではかなり風があった。
(担いだスキーが風を受けバランスを崩しよろめくことがあるので、断崖から落ちないように慎重に歩行する必要がある。
ルートが氷結していたら、断崖とは反対側のハイマツのある斜面側を歩いた方がよい。)
・ある年の5月、上部が視界の悪いときに、赤倉上部で進路がわからなくなっている単独行者(地元スキーヤー)に会った
ことがあった。何度も来ている地元のスキーヤーでもホワイトアウトになれば、地図とコンパスなしには下りて来られない
こともあるようです。天候と装備には気をつけたい。